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ショーパブにて
8/14.15
香和(かぐわ)は六本木にあるショーパブです。今回ショーに和太鼓を取り入れたいとの要請があり、3回で1場面をつくるという強行軍でしたが、とにかくやってみようと思い、お話を受けました。
チラシ




舞台図面をいただきまずびっくり。
舞台が28個のせりでできていて、自由にその形を変えられるという優れもの。
照明だってかなりの物ですし、宙吊りもできます。
こんなものをよくも六本木の真ん中に造ったなとため息の出る思い。
なんせ六本木ヒルズまで徒歩1分位のところですから。

宙吊りのシーン


メンバーも個性的。ダンサー、俳優、女子プロレスラー、
体操の全日本優勝者、スタントマンに中国雑技団出身者、
むきむきニューハーフさんに、ふつーのニューハーフさん。
まあいろいろです。

1日目の稽古は8時から17時まで。
前回3時間ほどで教えていたリズムのおさらい。
さすがショーで食べてる人たちですね。きっちり稽古を積んでいました。
太鼓は初心者ばかりですが、やる気はばっちりです。
この日でフィニッシュを残して曲は完成。信じられない速さです。
せりを動かすタイミングもばっちり。少しホッとしました。

なんか嬉しかったのは、どこにいても舞台に関わる人って
同じ匂いがすること。明るさ、懸命さ、真面目さ。
これで食べていくことは本当に大変なことだけど、
ともに創り上げる喜びを知っている。
僕らと同じだなーと思うと、なんだか嬉しくなってしまいました。

稽古の終わりぎわ、今回僕に声をかけてくれた舞台監督さんが、
「僕の演出した舞台があるんだけど来ませんか?」とお誘いくださいました。
19時から観るはずだった香和のショーを1本遅らせ、
19時に新宿へ向かいます。

セリがあがった状態


↑これは舞台全体が上がっています。客席から見るとこういう視界になるわけですよ。
でもって下もライティングできるから、舞台が2階建てみたいになるのです。

彼との仕事は2回目でしたが、彼の演出した舞台を観ることは
ありませんでしたので興味津々。
しかしこの舞台がとおーっても良かった。特攻隊の話で、
終戦日にかけての4日間の公演でした。
今までの僕が見てきた特攻のTV・映画とは全く違う視点からの問題提起。

壊れたラジオから現代の終戦特番ラジオが流れてしまい。
終戦間際の日本と現代の日本が、
壊れたラジオを通じてつながってしまうという設定なんです。
それを2人の若い特攻兵が聞いてしまうんです。
ですから彼らは自分たちが死んでも、日本は勝利しないことを知っているんです。
その中で人生を選んでいくわけです。

この作品全体の特徴だと思うのですが、
青年たち(現代も過去も)がはっきりと口にする意志、
「戦争は悪で、反対だ。自分は死にたくない。」
今までは言いたくても言えない。もしくはその時代の中で、
死ぬことの正義しか教えられず死んでいく。
戦時中のそんな青年像が多かったように思うんです。
もちろんそれが真実なんだと思いますが。
(僕の不勉強もあり、そうでない作品もたくさんあるとは思います)それが戦争反対と言い、日本は負けると知りながら、彼らは結局飛ぶのです。

ラジオを聞いてしまった2人がイギリス人とのハーフの先輩日本兵に聞きます。
「私たちの死は無意味ではないでしょうか?」
その問いに対し先輩は「59年後の日本は平和か?」と問い返します。
「は・・・分かりません」
「馬鹿やろう、一番大事なことぐらいしっかり聞いとけ」
先輩は優しく言い残して飛び立ちます。
そして二人はラジオのDJに問います。
「今の日本は平和ですか?」僕は思わず返答に詰まりました。

戦争を知らない僕ら。戦争は悪いという結論だけは知っていますが、
世界中に戦火は絶えない。なぜだろう。

平和、命の大切さ、とても考えさせられました。
こんな舞台を偶然にも観れたことに感謝!!


さあ話は変わって、21時30分大慌てで香和へもどります。22時からショーのスタート。

ああこれも見てびっくり。
こちらは僕の指導させていただいたアクションチームとは別で、
3人の男性ダンサーと10人ほどのニューハーフさんの舞台。
このとき僕は太鼓の演奏だけにとらわれていた自分に痛く反省。
だってせりがすごいんだもん。自由自在に変化して階段に、
時には崖っぷちに、そしてロッカーに。最後は巨大な竜が出てきて、
中吊りまで出る始末。まあストーリはめちゃめちゃですが、
転換の速さと衣装替えのスピード、せりによってまるで生き物のように動く舞台。
こりゃあかんわ。ちゃんと総合的に考えな負ける。

0時近くに香和を出てホテル探し。そしてプランを考える。あーでもってこーでもって・・・・・。

15日8時から稽古開始。香和に着くとなんと舞台が壊れている?!

たまにあるらしいのだがせりが壊れてしまうそうだ。
するととにかく舞台全体は使えない。これはショック。
結局せりが動かせないわけですから、演奏の稽古と照明合わせ。
客席に降りての稽古になりました。9月7日が本番予定でしたが、
それも延びるかもしれないとのこと。
ステージに立たなきゃお金ももらえないからさ、
1日も早くなおることを願いつつ、稽古に入りました。

本当はせりの動くシーンは今日写真に撮ろうと思っていたのに撮れないじゃん、ちぇっ。

練習も17時までの予定が14時で終了。
「たまにはゆっくり寝て、体を休めてください。大変有意義な稽古でした。有難うございました。」の言葉に
「ありがとうございました!!」のそろった返答。
なんかほんとにいいよね。時間ないけど、
何とか本番前にもう一度時間取って来たいと思いますと挨拶をして、
香和を後にしました。

なんだか東京六本木、ばたばたでいっそがしかったけど、あったかい気持ちにさせてもらいました。愛してるよ、六本木。
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川田貞一 | 【2004-08-14(Sat) 20:04:53】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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