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大阪福祉専門学校卒業式
大阪福祉専門学校、この学校はかなり変っている。
「ほんまにやる気あんのか?!それで保育師になるつもりか!!」
と罵倒したくなるような生徒さんがかなりいる。
20数名のパワフルかつ飽きやすく、別に太鼓には興味もない、無関心を装う生徒さん。(もちろん興味めちゃめちゃ有りで来る生徒さんもいます。)

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彼等に2日間で三宅を指導させていただく。
さあこちらもかなり必死だ。
そうとうハードな稽古を強いるため、自分もその倍の稽古を1ヶ月間して準備をする。
「そんなんできひんわ、無理」と言われた時に、「なに言うてんねん、この倍はやんねんで、これぐらいやれヤ。」と胸を張って言えるためである。


僕は5年ほど前からこの学校の講師として、
一年に4日間の太鼓の授業を担当させていただいています。
その専門学校が今年で閉校になります。
最後の卒業式。
去年指導させていただいたメンバーから
「太鼓を叩く。見に来てほしい。」とメールをもらった。
11時につき3時には戻る強行日程になるが、行ってみよう。

小さなホールを借りての卒業式。
卒業証書授与や偉い先生の挨拶はもちろんあるが、その挨拶が面白い。
冗談を交えつつ平和のこと、命の事にストレートに切り込んでくる。
「俺の行っていた学校の卒業式とはえらい違うな・・・・。」
そして式の大半は生徒の出し物である。
太鼓、踊り、寸劇がいくつも続く。そして歌。
最後にははちきれんばかりの笑顔か号泣をしながら、男の子も女の子も歌をうたう。

この学校で過ごす彼等の生活は想像がつく。
仲間づくり、自分解放、みんなで一つのことをやり遂げる。
いわゆる現代っ子の一番苦手なことを求め続けられるのである。
先生と話をさせていただきわかったことだが、
とことん先生が関わりやるまで待つ、動くまでやらせる。
まあ先生が熱くて、優しいんです。
しかし学校の方針を聞きながら、彼等はこの先厳しい社会でやっていけるのだろうか。
ふと不安を感じずにはいられない。甘ったれの一年生、その終わり頃の太鼓の授業。

三宅の指導は1日目が終わると翌日はもう来ないのではないか。そんな不安がいつも頭をよぎる。
しかし彼等は来るのである。
そして2日目の終わりにはきっと何かをつかんでくれている。と思いたくなるような姿を垣間見せてくれる。
「太鼓を教えているわけではないですから。」
この学校の授業でだけは、僕もそう言い切って指導させてもらっている。
太鼓を通して今まで出会ったことのない自分や、クラスメートと出会う。
ひとつのことを共にやり遂げる充実感を味わってほしいと願う。
果たしてそんな想いが届いているかどうか・・・・。

卒業式、彼等の舞台は熱い。そこにはもう甘ったれ一年生の姿はない。
未来に希望を持って美しく羽ばたこうとしている若者の姿がそこにはある。
精一杯ぶつかっていけば、彼等ははすに構えながらもそれをきちんと受け止めてくれている。
人間にとって一番大切なことを彼等はちゃんと学び取っているのである。
そして号泣するのは生徒だけではなく、担任の先生も同じだ。たくさんの苦労と葛藤が溢れだすのだろう。
この学校の教育方針の結果を初めて見た気がした。
「これは大人の大変な努力がいるな。」そしてやっと理解した。育てられているのは自分や先生たちなのだと。
松下幸之助の口癖だったというが、
松下という会社はなにをつくっているかと聞かれれば
「社会に役立つ人間をつくっていると応えなさい」と彼は社員にも言っていたといいます。
この学校は大変なことをしているなー。ため息交じりで生徒さんの舞台を見ていた。感動していた。

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この学校は無くなる。わけないじゃん!
昨年から短期大学として規模が倍になり、学校が始まっている。
むろん短期大学一期生の太鼓授業は今年の二月に終了。
来年からは人数が確実に倍になるらしい。
先生の人数は変らず、先生達は戦々恐々だという。気持ちは痛いほどに分かる。
今年の僕の太鼓の授業をみて、短大でも継続が決まったらしい。
取り合えず、僕の授業も合格点が出たらしい。
ということは、来年は40人クラスで授業か。
あやつらが40人。想像するだけでぞっとする。
さだいち


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川田貞一 | 【2007-03-17(Sat) 20:14:26】 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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